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社団法人デジタルラジオ推進協会
第5回東京放送番組審議会 議事概要


1. 開催年月日 平成16年3月11日(木)
午前11時00分~午後1時00分

2. 開催場所 デジタルラジオ推進協会東京事務所会議室

3. 出席委員 田尻嗣夫 委員長 (東京国際大学教授)
加藤真代 副委員長(元主婦連合会副会長)
杉山知之 委員  (デジタルハリウッド(株)代表取締役会長)
坪井節子 委員  (弁護士)
中川正雄 委員  (慶応大学教授)
福岡俊弘 委員  ((株)アスキー取締役COO)
欠席委員 弘兼憲史 委員  (漫画家)
協会側出席者 亀渕昭信  理事長
東海林通  専務理事兼東京事務所長
近衛正通  東京運営委員会委員長
鈴木隆美  東京編成委員会委員長
小針俊郎  東京編成委員会副委員長
中村彰良  東京編成委員会委員
佐々木章  東京技術委員会委員長
小高正行  東京事務所放送部長
池田康成  東京事務所送信担当部長
松村安紀  東京事務所普及広報担当部長
今田亜津子 番組審議会事務局員

4. 議題 1)協会の活動報告
2)デジタルラジオの音質について
3)1&3セグメント試作受信機による番組視聴

5. 審議内容  第1の議題である「協会の活動報告」については、放送開始時以降の主要課題である市販受信機の開発・発売促進に関する協会の取り組み状況、そのためのエリア拡大(増力)活動、簡易動画符号化方式問題の経過等について、東京地区運営委員長が報告した。
 この議題について、委員の質問・意見は次のとおり。


市販受信機が早く出てきてほしい。やはりこれからは電話、ラジオ、カメラの機能が一体となってくるのだろうか。
  ―――今日視聴いただくPDA型の先には携帯電話一体型を考えている。さらにTVの受信機能の搭載も考えられるだろう。
海外のデジタルラジオの状況はどうなっているか。
  ―――イギリスが進んでいる。ヨーロッパでは80年代からユーレカ・プロジェクト(DAB方式)が始まって、なかでもイギリスでは現在、BBC、民放合わせて10チャンネル以上が全国で放送している。キッチンラジオなど安価なラジオも発売され、去年クリスマス商戦でかなり売れた。アメリカでは去年、アナログ・デジタルを同じ周波数で放送する方式の地上のデジタルラジオ放送が始まった。ヨーロッパ、アメリカ、日本とも全部方式が違う。
日本は、TVとの共通仕様を選んだため、独自方式となった。DABを選んでいれば、携帯電話タイプでラジオとTVとの共用などは考えられなかった。
携帯電話型のデジタルラジオは他国にはあるのか。
  ―――まだない。日本が一番進んでいるだろう。
携帯電話の場合、放送としてラジオ・TVを受信する、という考え方と、通信を使ってラジオ・TVのコンテンツを受ける、という二つの考え方がある。それぞれ一長一短があると思う。

 第2の議題である「デジタルラジオの音質について」は、協会職員が、ラジオのアナログAM、FM放送とデジタル放送の音声帯域・音声品質・無線帯域幅の比較データを示しながら、デジタルラジオの「ニアーCDクオリティー」の所以を説明した。
 この議題について、委員の質問・意見は次のとおり。


放送仕様とは別に、ミキサーが人工的に音質を変える操作を、デジタルラジオは行わないか。またアナログ放送で感じられる、放送局間の音量のばらつきがデジタルでも起こることはないか。
  ―――デジタルラジオの場合、ピアニシモからフォルテシモまでそのままの幅で送れるが、例えば車の中などの聴取環境を想定するとそのままでよいのか、ということもあり、各チャンネルの編成方針やマーケティング方針にもよっても違ってくる。また、デジタル放送の場合、ユーザーがダイナミックレンジをコントロールすることができるような受信機をメーカーが作ることも可能である。ただ、チャンネル間の音量バランスについては、送り手側で、ある程度揃えないといけないとも思う。
単に音がいいというだけでなく、そうしたデジタルの音の特性や受信機能をユーザーに宣伝していく必要があると思う。
発信側である程度、音の方針を決めて送ってもらわないと特に小さい端末を使っているユーザーは困ると思う。
関連質問となるが、著作権保護との関係でのデジタルラジオのコピー制御の考え方はどうなっていたか。
  ―――原則はコピーワンス。もしくはコピーネバーという制御信号を付加して放送する。デジタルTVのように、コピー制御を守らせるためのいわゆるスクランブル放送は行わない。主要な権利者団体にはすでに説明をしている。

 第3の議題である「1&3セグメント試作受信機による番組視聴」では、事務局から、KDDI・バイテック・エフエム東京3社が開発したPDA型の実験用試作機を番組視聴のために用意したこと、この試作機が1セグメント放送と3セグメント放送をともに受信でき、主音声、副音声、文字、静止画、簡易動画をすべて受信できる端末であること、また、この端末を使って3社が、3月3日~6日まで、東京タワーにおいて、放送と通信の連携実験を公開で行ったことの説明が行われた。
 視聴番組に関しては、主に1セグメント放送の91chと3セグメント放送の98chの番組の説明を行った。91chでは、合成音声やコンピューターボイスを活用した複数音声サービスの「多言語天気予報」「選べるニュース」と文字・静止画ニュースや交通情報のデータ放送の視聴が行われ、98chでは、公開実験で放送した「ファイルダウンロード」「チケット販売」「電子番組表」「アンケート応募」の各サービスについて視聴が行なわれた。
 この議題に関する委員の主な質問や意見内容は次のとおり。


デジタルラジオのサービスにはいろいろな可能性があることが分った。ただ、放送と通信の間で、どこからが通信のサービス(有料)なのか、わからなくなってしまうのではないか。ユーザーにしっかり説明する必要があるだろう。
  ―――電子自治体の構想でも同様な課題がある。ある所までは放送で、詳しい情報を取るには通信で、という発想である。
通信への課金については、モバイルの通信も定額制の方向にあるので、それほど心配する必要はないのではないか、とも思う。
アンケートの応募もできる、ということだが、これに関しては、個人情報の保護をキチンとする必要があるだろう。暗号化は検討しているか。
  ―――今回の実験ではそこまでしていないが、実際のサービスに向けては、考えていきたい。
天気の多言語サービスは、外国人向けの自治体情報で有効ではないか。また、コンピューターボイスは、相場情報、新幹線など交通機関へのニュースサービスなどにも使えるのではないかと思った。
ユーザーが好むタレントの声で、天気を語らせることもできるということだが、前もって必要な単語を吹き込んでもらうのか。
  ―――そうなる。ニーズがあるのではないかと思っている。
デジタルラジオのターゲットは若い人になるか。
  ―――若い人も高齢の人も両方考えられる。例えば5.1chサービスは、お金を持っている高齢者のオーディオファン向けとも考えられる。チャンネルによってもターゲットを変えてよいと思う。
  ―――デジタルラシオでは、高齢者に向けては、ニュースを自動的にゆっくりさせることもできる。すでにアナログラジオの受信機では「ゆっくりラジオ」が市販されている。逆に、時間のない人には「早口ラジオ」というのもあっていいのではないか。
  ―――コンピューターボイスとは逆に、CGに人間の声を喋らせるという簡易動画の使い方もある、とも思う。
CGのソフトにはすでに声音にしたがって表情を優しくしたりするソフトもあり、可能性は充分あると思う。
 
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